【体験】その他/作品集
2010.01.01
沖縄のシーサーは、権威の象徴、火伏せ、悪霊返し、装飾的なものと多様です。
17世紀後半、沖縄本島南部に位置する東風平町の富盛という集落では、
たびたび起こる火事に悩まされていました。
そこで石造りのシーサーを作り奉ったところ、火難から逃れ火災が起きなくなり、
そこからシーサーは沖縄本島、離島へと広まっていったそうです。
長い年月の中、沖縄の風土、習慣、民族性、富盛の火伏せなどと混わり、
元来権威の象徴であったシーサーは、今日では権威の象徴の他、家の守り神、魔除けの神として、
また除災招福を導くものとして、屋根の上や玄関 、装飾用、土産用の置物として、
皆から愛される ようになりました。